シリコンバッグの除去

どーも!

THE CLINICの村田です。

本日は、前にお話ししていたシリコンバッグの続きです。

前回のお話についてはこちら▽
シリコンバッグについてetc.

当院では、なぜ、バッグ除去と同時に脂肪豊胸を行うかについて、説明したいと思います。

図に示したように、バッグ除去後しばらくして(3〜6ヶ月後に)脂肪豊胸すると、組織や皮膚の癒着により、綺麗な仕上がりにはなりません。

もう一つの理由は、バッグが挿入されていた被膜内のスペースに脂肪が迷入すると、しこりになったり、脂肪壊死して炎症や感染をきたすことがあります。同時に脂肪豊胸すると、スペース内を確認しながら行えるので、このリスクを避けることができます。

さらに、もう一つ理由を挙げるとすれば、バッグ除去によるボリュームロスでの乳房喪失感を最小限にできることでしょうか。もちろん、かなり大きめのバッグが挿入されていた場合は、皮膚、乳腺、大胸筋など引き伸ばされて菲薄化しているので、一回の脂肪豊胸で除去前の大きさにすることは困難なこともあります。それでも、二回目、三回目豊胸するとその大きさに近づけることができます。

では、この辺で。